「きょうはね、おにをたいじするよ」
「こわくない」
「おにがきたら、にげるつもり」
ガラガラドーン!
突然、雷の音。
鬼が近くにいる!
半腰。逃げ腰。および腰。
「今年もめぐみ幼稚園に来てやったぞー!」
「にげてー」
「逃げなーい。豆投げてー」
「まめ、おとしちゃったー!」
「床に落ちている豆をひろって投げてー!」
「せんせい、たすけてー」
「鬼退治がんばって。先生を助けて|!」
みんなの力を合わせて豆を投げ続けると、
鬼はだんだん弱くなってきました。
ついに、鬼は胎児されてしまいました。
めぐみ幼稚園の子どもたち、よくがんばりました。
鬼がいなくなってから、涙がこぼれてしまいました。
節分のお話を先生から聞きました。
心の中にいる鬼を退治できたかな。
こうしてまたひとつ、子どもたちはおとなへの階段を上りました。
自分の強さを知りました。
自分の弱さも知りました。
なんとすがすがしく、凛々しい表情でしょう。
めでたし、めでたし。
ご協力くださった皆さま、ありがとうございました。
来年も鬼は来るのかな?