年少あい・はな君さんの汽車が出発しまーす! ポッポー!

トンネルをくぐって、ポッポー!

「のせてあげるよ!」 「ありがとう! でもまだ切符買ってないんだ」 「またねー!」

この汽車は空を飛ぶのだろうか。銀河鉄道のように青空鉄道になれるんだろうか。

この空を、この青くて広い空を、いつか平和の日々の中で思い出す時がきっと来る。

「ひかりぐみさーん、みぎわぐみさーん!」

(その頃、ひかり組さんの教室では) 頂き物の竹の子をスケッチをしていた。

紙を縦にして、ながーい竹の子を描いているんだ。

竹の子は茶色一色じゃない。あちらこちらに緑色の部分があるんだね。よく観察できているね。

年中みぎわ組さんも絵画の時間。自分の好きな画材を使って、自由画帳をのびのび使って描いている。

おや。寄り道している間に、年少あい・はな組さんの汽車は終点に着いたみたい。

年長ひかり組さんがお世話しているズッキーニが両手を広げている。

すてきな予感はあたったじゃないか、今日もいい一日じゃないかと、亀の権兵衛さんがつぶやいた。

明日もみんな、元気に登園しておいでよ。待っているよ。