雨が上がると、水たまりだらけの園庭に子どもたちが出てくる。

泥を手でつかみ、しばらく何かを考えこんでいる。

ままごとのようでもあり、茶の野点のようでもある。

雨雲が散って、遠慮がちに青空が戻って来た。

キュウリの子どもが生まれたよ。

フウセンカズラの赤ちゃんも生まれた。

年少あい・はな組さんはクレヨンで梅雨の雨を表現していた。

降った雨が地面を打ち、土を舞い上げる様子もちゃんと描かれている。

今日、あちらこちらのクラスで雨の表現をしていた。

雨を線で表現する子ども、雨を点で表現する子ども、どちらも面白い。

山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし
(種田山頭火,俳人,1882-1940)