子どもたちが集まってにぎやかだ。

冬眠した亀たちが顔を出してきた!

「お〜い、おきてでておいで〜」

「よいしょ、よっこらしょ」

「お〜。春じゃのぅ。ぬくいのぅ。」

その一方で越冬できなかった仲間もいる。12月はじめに冬眠したカエル君は春に目を覚ますことができなかった。春の草花に覆われつつある園庭の片隅に眠らせてあげた。

「せんせい、くじゃくがおれたよ!」

毎年、この季節になると園庭に穴を掘るということがブームになる。なぜこの場所なのか、なぜ掘るのか、誰にたずねて答えはない。


卒園制作も始まっています。大工の部屋からトントンと大きな音が聞こえてきます。


今日は自分の荷物やロッカーの片づけをしたり、一年間の作品の整理をしました。



作品を片付けながらふと手が止まる。

じっと自分の作品を見る。いろいろなことを思い出す。あの日、自分が何を思い、何を感じていたのかを探りながら。

一年間が閉じていくね。もうすぐこの教室にもさようならを言わなきゃ。

お別れの手紙、ありがとうの手紙、また会おうねの手紙。郵便屋さんが大切に運んでくれます。


明日は晴れ。明後日は雨。明日はいっぱい園庭で遊びたいね!